2003-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『突破者入門』宮崎学著(角川文庫)

先日、日記にもちょっと書いたのだけれど『突破者』は、ノンフィクションとしてとても面白く読める本だと思う。現在は幻冬社の文庫で読めるのでオススメです。その後何冊か突破者シリーズの本が出ているのだけれど、これもその一冊。 といってもあとがきを読…

『落語長屋の四季の味』矢野誠一著(文春文庫)

『落語食譜』というタイトルで国立劇場演芸場のパンフレットに連載したものをまとめ直したもの、とあとがきにある。この本とは何の関係もないのだけれど、僕自身、落語はナマでは数えるほどしか聞いていない。興味はかなりあるのだけれど、なかなか機会を持…

『曽根崎心中』(練馬文化センター)

地元のホールで文楽が見られるということで、平日の際どい時間ながら観劇。 実は文楽初体験であった。歌舞伎も一時期、年1〜2本見ていたのだが、ここ10年くらいはご無沙汰である。あの義太夫の節回しというか語りは、慣れれば聞き取れるし意味もほぼわか…

『ギャンブラー』加藤健一事務所(本多劇場)

昨年10月の公演『バッファローの月』に続く新作。今回も翻訳モノのコメディーでよく出来た舞台という印象。大変楽しめた作品でした。 グリーティングカードに添える詩を作るしがないライター稼業の主人公が、趣味でやっている競馬予想が脅威の的中率である…