『沖で待つ』絲山秋子著(文藝春秋社) 芥川賞受賞作。『勤労感謝の日』と『沖で待つ』の二つの作品による小説集。二編で一冊にはなっているけれど、長さとしては短編という印象だった。それでもこの二編が与えてくれる満足度(インパクトと言ってもいい)は…
『誰かに似ている』杉山隆男著(新潮社)ノンフィクションの書き手としては、確固たる地位を確立しているといっていいだろう。その氏の始めての小説集となる短編集である。女性誌に連載し、2002年に発行されているからもう5年ほど前のものだ。 確か1年…
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