コニカミノルタプラザにて写真展

木村伊兵衛賞受賞作品展
岡田敦「I am」
志賀理江子「CANARY」「Lilly」

本当はしっかり写真集やブックも目を通してから書くべきなのだろうけれど、30分しか時間がない中で、3つの展示を見て回ったので、展示されたものしか見ていません。

「I am」は、
展示サイズも大きく、瑕を写したものより、ポートレートの表情の方が印象的。表情というのは『目』によるものが大きいということをつくづく感じる。
どれも“空ろ”な印象を受けるものばかりなのだが、この表情に意味を求めるべきなのか、少し考えてしまう。

「CANARY」「Lilly」は、
写真表現として作り込まれた感じの中に、不思議さ、オモシロさ、美しさ、不気味さ、色々な思いを感じる。


どちらも、現代とか、内面とか、美の範疇とかイロイロあるだろうが、自分にとっては何度も見たい、身近に置きたいという写真ではない。


綿貫淳弥「豪雪の村 〜秋山郷〜」

ドキュメンタリー写真そのもの。
展示サイズにも変化をもたせているけれど、ボクが一番感じたのは、アングルや構図のバリエーション、のようなものだろうか。
それは勿論撮影でなくてセレクトの領域かもしれないが、作者の若さの証なのか、資質なのかと考えつつ見る。


谷井 隆太「えきすとら」

面白いし、興味もあるのだけれど、ここまで同じ感じの写真ばかりだとやっぱり飽きるかな、という感じ。
作家さんが在廊していたので、キャプションから掴み難い、撮影時の意図とか、プリントの雰囲気のことなど聞いてみたい気がしたのだけれど、時間もなく、ま、いいか、と後にする。